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【24】香典の相場はいくら?親族・友人・会社関係別の金額目安と包み方

香典を用意するとき、多くの方がまず迷うのが「いくら包めばよいのか」という点です。

「親ならいくらが普通なのか」
「友人の親御さんの場合はどのくらいか」
「会社関係は上司と同僚で違うのか」

「金額だけでなく、袋の選び方や書き方も不安」
こうした疑問はとても多く、特に久しぶりの参列や、故人との関係が少し離れている場合ほど判断が難しくなります。香典の金額には法律上の決まりはありませんが、故人との関係、年齢、地域性、立場によって一定の相場感があり、親族では高め、友人・会社関係では5,000円前後を中心に考えることが多いと案内されています。 


ただし、香典は「相場どおりなら絶対に安心」というものでもありません。
多すぎても相手に気を遣わせることがありますし、少なすぎると気持ちが足りないように見えてしまうこともあります。大切なのは、関係性に見合った金額を包みつつ、香典袋の選び方や表書き、渡し方まで含めて、失礼のないように整えることです。香典袋の選び方や書き方には基本的なマナーがあり、薄墨、水引、表書き、氏名の位置などを押さえておくと落ち着いて準備しやすくなります。


この記事では、香典の相場を

親族
友人・知人
会社関係

の順に整理し、そのあとで

香典袋の選び方
包み方
渡し方

までを一続きで分かりやすくまとめます。
「金額の目安」と「実際の包み方」を分けて考えると、かなり迷いにくくなります。

まず知っておきたい:香典の金額は「関係の近さ」で考える

香典の基本は、故人との関係が近いほど高くなりやすいという考え方です。
親や兄弟姉妹、祖父母などの親族は高めになり、友人や知人、会社関係はそれより低めになるのが一般的です。また、同じ関係でも、20代と40代では包む金額に差が出ることがあり、年齢が上がるほど相場もやや上がる傾向があります。


この考え方を最初に知っておくと、相場表を見るときにも整理しやすくなります。
たとえば「同僚の父」と「自分の父」では金額が大きく違うのは当然ですし、「親しい友人の親」と「一度会ったことがあるだけの知人の親」でも同じ額にする必要はありません。香典は一律の料金ではなく、弔意と関係性を形にしたお金と考えると分かりやすいです。

親族への香典相場

親族への香典は、他の関係より高めになることが一般的です。
案内例では、親であれば1万円〜5万円程度、兄弟姉妹で1万円〜5万円程度、祖父母で5,000円〜3万円程度、おじ・おばで5,000円〜1万円程度が目安とされています。別の案内でも、親は3万円〜10万円、兄弟姉妹は3万円〜5万円、祖父母は1万円〜5万円程度という幅が示されています。つまり、親族ではかなり幅があり、家や地域の考え方も影響しやすいことが分かります。 

親族の目安

続柄
目安として多い金額
1万円〜5万円前後
兄弟姉妹
1万円〜5万円前後
祖父母
5,000円〜3万円前後
おじ・おば
5,000円〜1万円前後
その他の親族
5,000円〜3万円前後

ここで大切なのは、「この範囲ならどれでも正しい」というより、家の考え方に合わせることです。
特に親や兄弟姉妹では、親族内で金額感がある程度そろっていることもあるため、不安な場合は兄弟間や年長者に確認しておくと安心です。親族は今後の法要や相続でも関係が続くため、相場表だけでなく家族内のバランスを見る方が現実的です。 

配偶者側の親族はどう考えるか

義理の父母、義理の兄弟姉妹、配偶者の祖父母などの場合も、基本的には自分側の親族と近い考え方で整理されることが多いです。
配偶者の両親や兄弟姉妹では1万円〜5万円、祖父母で5,000円〜3万円、おじ・おばで5,000円〜1万円程度が目安として案内される例があります。つまり、配偶者側だから極端に下げるというより、関係性と家族の慣習で考えるのが自然です。


ただし、同居かどうか、日頃の付き合いの深さ、夫婦どちらの名義で出すかによっても印象は変わります。
夫婦で一つの香典を出す場合は、夫婦連名ではなく世帯として一つにまとめることも多く、金額も「二人分で倍にする」と単純に考える必要はありません。
ここでは、形式よりもその家との実際の関係の深さを見る方が自然です。

友人・知人への香典相場

友人や知人への香典は、一般に5,000円前後が中心になりやすいです。
親しい友人本人が亡くなった場合や、関係が深い場合には5,000円〜1万円程度まで考えることがありますが、知人や少し距離のある関係では3,000円程度から考えることもあります。年齢や付き合いの深さによって、20代は3,000円、30代以上は5,000円前後という整理もよく見られます。


友人の親御さんの場合は、本人との関係性を基準に考えると分かりやすいです。
親しい友人の父母なら3,000円〜5,000円、特に深い付き合いがあれば5,000円程度を包むことが多いと案内されています。
つまり、友人本人ではなく友人のご家族であっても、弔意を向ける中心は友人との関係と考えると判断しやすいです。

会社関係への香典相場

会社関係は、故人との関係だけでなく、社内での立場も関わるため、少し整理して考えると分かりやすいです。
一般的には、上司・同僚・部下本人が亡くなった場合は5,000円〜1万円程度、同僚の父母などご家族の場合は3,000円〜1万円程度が案内されています。あまり高額にしすぎるより、社内の慣習や周囲とのバランスを見ながら決める方が実務的です。 


特に会社関係では、個人で出すのか、部署一同や有志一同で連名にするのかによっても考え方が変わります。
連名で出す場合は一人あたりの負担は小さくなりますし、個人で包む場合は目立ちすぎない金額の方が自然なこともあります。会社では「周囲と大きくずれないこと」も大切なので、迷ったら総務や年長者へ確認する方法も現実的です。

よくある関係別の目安をまとめると

ここまでの内容を、実際に見返しやすい形で整理すると次のようになります。

相手
目安として考えやすい金額
1万円〜5万円以上
兄弟姉妹
1万円〜5万円
祖父母
5,000円〜3万円
おじ・おば
5,000円〜1万円
親しい友人
5,000円〜1万円
友人の親
3,000円〜5,000円
上司・同僚本人
5,000円〜1万円
同僚の親
3,000円〜1万円
知人
3,000円〜5,000円

この表はあくまで目安であり、地域や家の慣習、年齢、付き合いの深さで調整されます。
「どの金額が唯一の正解か」より、「この範囲に収まっていれば大きく外しにくい」と考える方が使いやすいです。

香典で避けたい金額

香典では、金額の数字にもある程度の考え方があります。
一般には、4や9といった忌み数字を避けるほか、偶数を避ける考え方もあります。偶数は割り切れることから「縁が切れる」ことを連想させるためと説明されることがありますが、近年では2万円のような金額でも1万円札1枚と5,000円札2枚など、枚数を工夫すれば問題ないとする考え方もあります。 


とはいえ、実務上は3,000円、5,000円、1万円といった区切りで考える方が自然です。
特に友人・知人や会社関係では、無理に細かい金額を作るより、一般的な区切りの金額にした方が分かりやすく、相手にも違和感を与えにくいです。

香典袋の選び方

香典袋は、包む金額に見合ったものを選ぶのが基本です。
金額が少額なのに豪華すぎる袋を使うと不自然ですし、反対に高額なのに簡素すぎる袋でもちぐはぐに見えることがあります。一般には、黒白または銀色の結び切り水引の不祝儀袋が使われ、表書きには薄墨を用いるのが基本とされています。 


また、宗教によって表書きの表現が変わることがあります。
仏式では「御霊前」「御香典」などが一般的ですが、宗教がはっきり分からない場合には「御霊前」が広く使われやすいです。ただし、宗派によっては「御仏前」を用いる場面もあるため、分かるなら合わせた方が丁寧です。 

表書きと氏名の書き方

香典袋の表書きは、一般に薄墨で書きます。
これは悲しみで墨が薄まったという弔意を表すためとされており、筆ペンの薄墨タイプが広く使われています。表書きは上段中央、氏名はその下にフルネームで書くのが基本です。 


連名の場合は、2〜3名程度なら右から順に書き、多人数になる場合は「〇〇一同」として別紙に氏名一覧を入れる方法が一般的です。
会社や学校関係ではこの形が使いやすく、受け取る側も整理しやすいです。

中袋・お札の入れ方

中袋がある場合は、中袋に金額、住所、氏名を書きます。
中袋の文字は薄墨でなくても問題ないと案内されることが多く、普通の黒い筆ペンでも差し支えないとされています。金額は漢数字の旧字体で書くこともありますが、必ずしも完璧に旧字体へそろえなければいけないわけではありません。


お札は、新札を避け、あえて軽く折り目のあるものを使う考え方が一般的です。
向きについては、人物の顔が裏側になるように入れるといった作法が広く案内されています。
細かな流派よりも、「きれいにそろえて丁寧に入れること」が大切です。

香典の渡し方

香典は、袱紗に包んで持参し、受付で一言添えて渡すのが基本です。
受付がある場合は「このたびはご愁傷さまです」などとお悔やみの言葉を述べて差し出します。袱紗から取り出すときは、相手から表書きが読める向きに整えて渡すと丁寧です。


もし受付がなく、遺族へ直接渡す場合でも、同じように落ち着いて手渡せば問題ありません。
大切なのは、長い言葉を述べることではなく、簡潔で失礼のない態度を保つことです。
香典は金額だけでなく、渡し方まで含めて弔意を表すものだと考えると分かりやすいです。

迷ったときの考え方

香典で迷ったときは、まず

・関係の近さ
・年齢や立場
・周囲とのバランス

の3つで考えると整理しやすいです。
親族ならやや高め、友人や会社関係なら5,000円前後を軸にしつつ、特に近い相手なら少し上げる、連名なら一人あたりで考える、という形です。相場表はあくまで目安であり、関係性の濃さで調整する考え方が紹介されています。


また、金額だけを気にしすぎて袋や書き方がおろそかになる方も少なくありません。
けれど、受け取る側から見ると、金額差より「失礼なく整っているか」の方が印象に残ることもあります。
だからこそ、金額は相場の範囲で決め、袋・表書き・渡し方を丁寧に整えることが、実務上はとても大切です。

生活葬祭センターとしてお伝えしたいこと

香典は、単に「いくら出すか」を競うものではありません。
大切なのは、故人やご遺族に対する弔意を、相手に無理のない形で丁寧に表すことです。


生活葬祭センターとしては、香典で迷ったときは、

・まず関係の近さで考える
・迷ったら一般的な区切りの金額にする
・袋と書き方を丁寧に整える

この3つを意識していただくと、かなり判断しやすくなると考えています。


相場はあくまで目安ですが、目安を知っておくだけでも不安はぐっと減ります。
そのうえで、故人との関係に見合った無理のない形で整えることが、一番自然な香典の考え方です。 

まとめ

香典の金額は法律で決まっているものではありませんが、故人との関係や年齢、立場によって一定の相場があります。親族では親が1万円〜5万円程度、兄弟姉妹が1万円〜5万円程度、祖父母が5,000円〜3万円程度、おじ・おばが5,000円〜1万円程度が目安とされます。友人や会社関係では、5,000円前後を中心に、関係の深さや年齢に応じて調整する考え方が一般的です。


香典袋は、金額に見合った不祝儀袋を選び、黒白または銀色の結び切りを使い、表書きは薄墨で書くのが基本です。氏名や連名の書き方、中袋の記載、お札の入れ方にも基本的なマナーがあり、特に多人数の連名では「〇〇一同」として別紙を添える方法がよく使われます。


香典は、相場どおりの金額にすることだけが大切なのではなく、袋の選び方、書き方、袱紗での持参、受付での渡し方まで含めて、全体として失礼のない形に整えることが大切です。迷ったときは、関係の近さと周囲とのバランスを見ながら、一般的な区切りの金額で丁寧に準備するのがもっとも実務的です。


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