さいたま市の葬儀社生活葬祭センターは公営斎場を中心に火葬式・家族葬・直葬・密葬など故人様・ご遺族様のお気持ちに沿ったお葬式をお手伝いしております。
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【27】火葬式とお別れ葬の違いとは?費用・流れ・向いている人を比較

小規模なお葬式を考えるとき、近年よく迷われるのが「火葬式」と「お別れ葬」の違いです。
名前だけ見ると似ていますが、実際には、火葬を中心に最小限で見送るのか火葬の前後にどの程度お別れの時間をつくるのかで、考え方が変わってきます。火葬式・直葬は、一般に通夜や告別式を行わず、安置のあと火葬を行う形式とされており、お別れの時間は短くなりやすいです。いっぽう「お別れ葬」は、会社や葬儀社によって定義に幅があるものの、宗教儀礼を中心にせず、献花や音楽、言葉を交わす時間など、故人とのお別れを重視する形として案内されることがあります。


つまり、両者の大きな違いは「儀式の量」よりも、故人と最後に向き合う時間をどこまで確保したいかにあります。費用だけで見ると火葬式の方が抑えやすい傾向がありますが、後から「もう少しゆっくり別れたかった」と感じるご家族もいます。そのため、単に安いかどうかではなく、流れ・時間・家族の気持ちに合うかをまとめて考えることが大切です。


この記事では、火葬式とお別れ葬の違いを、

・意味と考え方
・流れ
・費用
・向いている人
・後悔しやすいポイント

の順に整理していきます。小さなお葬式を考えている方が、「何を省いて、何を残したいのか」を判断しやすいようにまとめます。

まず知っておきたい:火葬式とは何か

火葬式は、一般に通夜・告別式を行わず、火葬を中心に行うお葬式です。
「直葬」とほぼ同じ意味で使われることも多く、葬儀社によっては同義として扱われています。一方で、会社によっては「直葬は本当に火葬だけ」「火葬式は短いお別れや簡単な納棺などを含む」と分けている場合もあります。つまり、火葬式という言葉自体は使われていても、実際にどこまで含まれるかは会社ごとに違うと考えておいた方が安心です。


流れとしては、臨終後に安置し、法律上必要な24時間を経て、納棺・出棺し、そのまま火葬場で短時間のお別れをして火葬に進む形が一般的です。火葬炉前での読経や焼香ができる場合もありますが、通常の告別式のように長い時間を取ることは難しく、火葬場では5〜10分程度のお別れになることが多いと案内されています。

お別れ葬とは何か

お別れ葬は、厳密な全国共通の定義があるわけではなく、葬儀社や主催者の考え方によって内容に幅があります。
ただ、共通しやすいのは、宗教儀礼や一般的な式次第に強く縛られず、故人とのお別れそのものを重視する点です。献花、音楽、写真や映像、思い出の紹介、家族や友人からの言葉などを取り入れ、形式より気持ちを大切にする形として扱われることがあります。後日に行う「お別れの会」に近い意味合いで使われる場合もあれば、火葬前に短いお別れの時間を設ける形で使われる場合もあります。


このため、お別れ葬を検討するときは、言葉のイメージだけで判断せず、

・読経はあるのか
・献花なのか焼香なのか
・会場でどれくらい時間を取るのか
・火葬は同日か後日か

を具体的に確認した方が安心です。
「お別れ葬」と聞いても、その中身は会社によってかなり違う可能性があると理解しておくことが大切です。

一番大きな違いは「お別れの時間」

火葬式とお別れ葬の違いを一言で言うなら、もっとも大きいのはお別れの時間です。
火葬式では、通夜や告別式を設けないため、故人とゆっくり向き合う時間は限られやすく、火葬場や出棺前の短い時間が中心になります。これに対してお別れ葬では、たとえ宗教儀礼が少なくても、献花や言葉をかける時間、故人を囲んで思い出を共有する時間を設けやすいのが特徴です。


この差は、葬儀後の気持ちにも影響しやすいです。
火葬式は負担が少ない反面、「あっという間に終わってしまった」「ちゃんと見送れた実感が持ちにくかった」と感じる場合があります。お別れ葬は時間を確保しやすいぶん、気持ちの整理はつけやすいことがありますが、そのぶん準備や費用は増えやすくなります。

流れの違いを比べると分かりやすい

火葬式とお別れ葬は、流れで比べると違いが見えやすくなります。

形式
一般的な流れ
火葬式
臨終 → 安置 → 納棺 → 出棺 → 火葬場で短いお別れ → 火葬
お別れ葬
臨終 → 安置 → お別れの場の準備 → 献花・挨拶・思い出共有など → 出棺または後日火葬
安置費用
火葬待ちで日数が延びる
ドライアイス
安置延長で追加になる
搬送費
距離や経路で変わることがある

火葬式では、安置後に最低限の手続きを整えて火葬へ進みやすく、全体の時間は比較的短くなります。お別れ葬では、宗教儀礼が少なくても「場」をつくるため、会場、進行、参列者案内などを整える必要があります。


ここで大事なのは、火葬式が「雑な葬儀」なわけでも、お別れ葬が「正式で立派」なわけでもないことです。
どちらも送り方の一つであり、違うのは重視するポイントです。火葬式は負担と費用を抑えやすいこと、お別れ葬はお別れの実感を持ちやすいこと、それぞれに軸があります。

費用の違い

費用面では、一般的に火葬式の方が抑えやすいです。
通夜・告別式・会場利用・会食・返礼品などを省くことが多いため、葬儀費用全体が小さくなりやすいからです。案内例では、直葬・火葬式の費用相場は20万円〜50万円程度とされることがあり、一般葬より大幅に低い水準です。


一方、お別れ葬は、宗教者を呼ばないから必ず安いとは限りません。
会場費、装花、音響、映像、司会、献花の準備など、お別れの場を整えるための費用がかかることがあります。宗教的儀式は省いても、故人らしい演出や会場づくりにこだわれば、その分費用は上がります。
つまり、費用だけで見るなら火葬式が有利になりやすいものの、お別れ葬は「宗教費用を削った分をお別れの時間へ回す」形になることもあります。

火葬式が向いている人

火葬式が向いているのは、

・費用をできるだけ抑えたい
・参列者をかなり絞りたい
・宗教儀礼をほとんど望まない
・高齢の親族が多く、長時間の参列負担を減らしたい

といった場合です。
実際に、火葬式は参列者の身体的負担を抑えやすく、火葬中心で進めるため、宿泊や長時間の滞在が不要になりやすいとされています。


また、故人や家族が「大げさにしたくない」「身内だけで静かに送りたい」と考えている場合にも選ばれやすいです。
ただし、本人や家族の中に「最後はちゃんと別れの時間を持ちたい」という思いが少しでもあるなら、その気持ちは軽く見ない方がよいです。火葬式は合理的な一方で、後から気持ちの面で迷いが残ることがあるためです。

お別れ葬が向いている人

お別れ葬が向いているのは、

・宗教色は薄くしたいが、お別れの時間は持ちたい
・故人らしい雰囲気で送りたい
・音楽や写真、言葉の時間を大切にしたい
・火葬だけでは気持ちの整理がつきにくそう

という場合です。
形式よりも「どう見送るか」に重きを置きたいご家族には、お別れ葬の考え方が合いやすいです。自由度が高く、思い出紹介や献花などを取り入れやすいのが特徴です。


また、家族だけで火葬を済ませたあとに、あらためて親しい友人や関係者と「お別れの会」を開く形もあります。
故人と関わりのあった方が多く、しかし一般葬のような大きな葬儀は望まない場合には、この考え方も選びやすいです。

後悔しやすいポイント

火葬式で後悔しやすいのは、「思っていたよりお別れの時間が短かった」という点です。
火葬炉前での短時間だけでは、十分に気持ちを整理できなかったと感じることがあります。また、親族の中に「せめて少しは式をしたかった」と感じる方がいると、後から意見の違いが表面化することもあります。


お別れ葬で後悔しやすいのは、「自由すぎて形がまとまらなかった」という点です。
お別れ葬は自由度が高いぶん、何をやるかを決めないと、会の目的や雰囲気が曖昧になりやすいです。結果として、準備が増えたり、家族の意見がまとまらなかったりすることもあります。
つまり、火葬式は“短さ”、お別れ葬は“自由度の高さ”が、それぞれ後悔の種になりやすいと考えると分かりやすいです。

迷ったときの考え方

火葬式とお別れ葬で迷ったときは、まず次の二つを自分たちに問いかけると整理しやすいです。

費用と負担を最優先したいか
お別れの時間を少しでも残したいか

です。
この二つは似ているようで、実は選ぶ基準がかなり違います。費用とシンプルさを最優先するなら火葬式、お別れの実感を大切にするならお別れ葬が向きやすいです。


そのうえで、家族の中に迷いが強い場合は、「火葬式に短いお別れの時間を少し足せるか」を相談する方法もあります。
会社によっては、火葬式でも納棺時や出棺前に少し長めにお顔を見て過ごせるよう調整できることがあります。言葉の違いに縛られるより、自分たちに必要なお別れの時間がどこにあるかを相談する方が現実的です。

生活葬祭センターとしてお伝えしたいこと

火葬式とお別れ葬の違いは、形式の違いというより、何を残したいかの違いです。
費用、時間、参列者の負担を抑えたいなら火葬式は有力ですし、故人と向き合う時間を少しでも丁寧に持ちたいなら、お別れ葬の考え方が合うことがあります。


生活葬祭センターとしては、この二つを比べるときに、
「どちらが安いか」だけでなく、
「どちらの方が後から気持ちが残りにくいか」
を大切にしていただきたいと考えています。
お葬式は一度きりだからこそ、時間の長さよりも、納得できる送り方になっているかが大切です。

まとめ

火葬式は、一般に通夜や告別式を行わず、安置のあと火葬へ進む小規模な葬送形式で、費用や参列負担を抑えやすいのが特徴です。一方、お別れ葬は定義に幅があるものの、宗教儀礼に強く縛られず、献花や音楽、思い出の共有などを通じて、故人とのお別れの時間を大切にする形として扱われることがあります。


両者の大きな違いは、お別れの時間の取り方です。火葬式では火葬前後の短い時間が中心になりやすく、お別れ葬ではその時間をもう少し確保しやすい傾向があります。そのぶん、火葬式は費用面で有利になりやすく、お別れ葬は自由度と気持ちの整理のしやすさに強みが出やすいです。


迷ったときは、費用と負担を最優先するのか、お別れの時間を少しでも残したいのかを基準に考えると整理しやすくなります。言葉の違いだけで選ぶのではなく、自分たちにとって必要な「最後の時間」がどこにあるかで判断することが、後悔しにくい選び方につながります。


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